教育現場でのネットワークのポイント #02 クライアントのWi-Fi状況

 前回、Wi-Fi 6 について書きましたが、2020年5月13日現在で W-Fi 6 (IEEE802.11 ax) 対応のクライアントについて調べてみました。一般的な商品が登録されていると考えられる “価格ドットコム” での調査結果となります。そのため抜けがある可能性がありますことご了承ください。

調査サイト価格ドットコム :
 タブレット:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 49件 2020.5.13時点での集計

メーカー別一覧
メーカー名登録台数
Apple24
MicroSoft19
HP6


 ノートPC:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 573件 ※2020.5.13時点での集計

メーカー別一覧
メーカー名登録台数
Dynabook178
HP67
Dell53
FRONTIER35
GIGABYTE33
mouse32
ASUS25
LG20
iiyama17
MSI16
Acer15
Microsoft15
Lenovo15
Razer9
Dospara7
Panasonic6
NEC2
Dell53
まとめ

 政府がパソコン1台を5万円程度と想定しているそうです。しかし定価ベースでも10万円以上必要で、保守・保険等含んだ場合明らかに予算不足になりそうなのは厳しいように感じます。

タブレット
 価格ドットコムで見た限り選択肢として、WindowsかIOSの2択のようです。AndroidではタブレットのWi-Fi 6対応が遅れているように感じます。
 新製品の、Microsoft surface Go 2の廉価版が、Office込みで7万円程度と検討していますが、このモデルのスペックは厳しいように感じます。
 そのため、Windows、IOS共に本体のみで10万円以上必要となりそうです。

ノートPC
 検索総計573件中、意外にも価格.comに登録されている chrome OS搭載パソコンではWi-Fi 6対応機種が0件となりました。
 また今回、Wi-Fiの対応だけで検索していますので、明らかに教育用では無いパソコンも含んでいます。
 価格に関しては、3万円程度から選択できるchrome Book に対して、WindowsベースのノートPCは最低でも7万円程度で、保険・補償等含めた学校納品の価格は10万円以上からになるようです。

 また Windowsマシンは、タブレット/PC共に運用において ”Windows Update” が定期的に発生しますので、スペックが低いとそれだけで時間がかかり、授業準備や、最悪授業が止る可能性があるので悩ましい状況です。